さて、体育館での避難所宿泊体験を終えた参加者。実は、途中でギブアップして宿泊室に行く子もいるのではないかと思っていたのですが、見事全員、朝まで過ごすことができました。
こうして夜が明けた「TEAMネイパルそなえ隊」2日目は、最後のミッションが朝食から始まりました。
朝、職員からやかんのお湯を注いでもらう参加者。
持っているのは、森町から今回の事業のために寄贈いただいた災害用非常食。アルファ米のカレーです。
非常食を食べてみることも、防災のためには大切な経験です。
口にあったかどうかは不明ですが、災害の時に温かい食事ができることはとても幸せなことなのだろうと、その時の大変さを想像しながらの食事体験でした。
朝食の後は、みんなで体育館で・・・ビニール袋と格闘。
2日目も自衛隊の方に来ていただいて、災害のときに役立つ知恵の時間です。
ビニール袋もちょっとした切り方の工夫で、
簡易ポンチョになります。雨のときに少しでも体を冷やさないことは、命を守ることとして、重要なことです。
次は、新聞紙を前に、真剣に説明に聞き入ります。
新聞を折って、折って・・・。出来上がったのは
新聞紙スリッパです。突然の避難所生活には必需品となります。上手にできて、満足げ。
最後には、毛布と棒を使った担架(たんか)体験。
「落ちないの??」と半信半疑。でも意外としっかりと持ち上げられる。
その時にその場にあるものをちょっと工夫して、役立つものに変身させる。そんな知恵も事前に得ておくと、いざというときに役立ちます。
こうして2日間のサイ・ガーイ殻の挑戦を見事にクリアしたみんな。サイ・ガーイは敗北を認めて退散しました。
途中のクイズや「モリハグ」などに得点をつけて、1番高得点のチームには
なんとなく、サイ・ガーイに似ているきがする担当者から、メダルが授与されました。
こうして楽しく災害を学んだ2日間。大切なのはこれから。
今回のことを活かして、一つでも家族と防災への取り組みをしてくれることを願っています。また、起きてはほしくはないけれど、災害にあって避難所生活をすることになってしまったときには、今回の参加者はきっと積極的に活躍してくれることでしょう。
なんてったって、サイ・ガーイとその手下をやっつけた「パルレンジャー」の一員ですから。
最後に、今回、登場したキャラクタの紹介です。
- パル博士:みんなにパルレンジャーを作ることを提案した謎の博士
- サイ・ガーイ:今回挑戦状を送りつけてきた災害の悪のリーダー
- ハングリーナカガミ:災害時に空腹を仕掛ける悪い手下
- タイフーンヨシダ:台風で家屋を壊し避難所に送り込む悪い手下
- ボルケーノヨシダ:噴火を起こし避難所を設営を邪魔する悪い手下
- アースクエイクサイトウ:地震を起こして難問を解かせる