三菱マテリアル様との共済で実施した「植樹祭」。6月17日の土曜日。
ちょっと風が強く、蒸し暑く、晴れているのに、後半、時々霧雨という天気の中、無事終了しました。
今回は、早々と定員に達し、当日は40人の参加を得て事業はスタート。
まずは、植樹方法の説明をみんなで聞きます。
元々は、台風の影響で倒木被害が出た地域の緑を復活させるために、三菱マテリアル様と森町とで始めた植樹事業に、ネイパル森も支援することで始まった事業なのです。
数年に渡って植樹をし、今回で、森の再生を目指す区画の全面の植樹が終了します。
さぁ、早速植樹が始まりました。
植樹場所は、倒木の根や笹が生い茂る場所の下草を刈ったところ。
色々な根が生えていて、土も固くて結構大変な作業です。
スコップを片手に、一所懸命植樹する穴を掘ります。
最初は手だけで掘っていた子どもたちもいましたが、お父さんたちの手ほどきで、スコップに足をかけ、上手に穴を掘ることができるようになっていきます。
こんな時のお父さんは、頼もしい。
大事に大事に、親子で1本1本苗木を植えていきます。
中には、こんな小さな子も参加してくれて。
苗木のほうが、大きいゾ
小さな、小さな手で、苗木の根元に土をかけてくれました。
こうして、なかなかの蒸し暑さの中、植樹を終えて、引き続き渡島総合振興局の職員による紙芝居を鑑賞。
森を守る取り組みに欠かせない「間伐」を、畑で育てる人参と比較しながら、その大切さをわかりやすく説明していただきました。
この後、用意した間伐材を手ノコで切る体験。
木を切るってけっこう大変。
使い慣れないノコに悪戦苦闘しながら、それでも一生懸命に切っていきます。
見事に切り終えると、その度に、周りから歓声が上がります。
「私、自信なんだけれど」と言っていたお母さんが、それはそれは見事にさっくり切り終えて、これまた、大きな歓声が。
輪切りにした木は、紙やすりで削って、思い出のコースターにして持ち帰りました。
ちょっと斜めだって??、それはそれで味があっていいんじゃない?
こうして今年の「植樹祭」は午前中で終わり、記念撮影の後解散となりました。
「桃・栗三年、柿八年」と言うけれど、寒さが厳しく、しかも荒れ地では、昨年植樹した木も30センチ程度しか伸びていません。
だから、栗の実がなるのには、何年もかかります。
倒木被害のあったこの場所が、豊かな栗林に戻るのには、気の遠くなるような時間がかかります。
でも、みんなが大きくなる頃、間違いなくここには豊かな栗林が広がっていることでしょう。そして、その緑の復活に、間違いなくみなさんが関わったという記憶は、一生残るでしょう。
機会があったら、ぜひ、木の様子を見に来てあげてください。
バスで行ったから場所がわからない?、ネイパル森に来てくれればお知らせしますよン。
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- 参考:昨年(令和4年)の事業報告ページへ
- 参考:三菱マテリアル様インスタグラムページへ(外部サイト)