自分の命を守る大雪な学び防災を楽しく学べるよう、ネイパル森の工夫が込められた令和5年度主催事業「Let’s防災〜防災キャンプ〜」は、渡島総合振興局や森町役場様の協力を得て、充実した研修として終了しました。
先にお知らせのとおり、開会式とアイスブレイクを終えたあと、いといよLet’s防災。
「災害のメカニズム」を講師から学びます。
災害の時にどのような行動をとることが必要なことなのかを知るためには、災害がどうして起きるのかを知っておくことが、実はとっても大切なのです。
こうして重要な基礎知識を得たあとは、屋外でちょっと実験。
前回お知らせしたこの装置。そう、津波実験装置を函館地方気象台様が提供してくれました。
普段の波とは違い、地殻が変動して起こるメカニズムを実験装置で確認します。参加者たちも交替で震源地になります。
この他に、雨量計も持ってきてくれて、その仕組が意外と「へぇ〜」でした。そこんところは、参加した人だけのヒミツということで・・・。
このあとは、防災を運動会に見立てたネイパル森流「防災運動会」
まずはじめは、「タイムトライアル」
防災に関するクイズを解きながら敷地を走り回ってゴールの時間を競います。
ただ、早く到着しても、難問なので間違いは減点という厳しいルールに、みんなの悲鳴があがります。
続いては、「バケツリレー」
水が結構重たい・・・。走ると疲れる・・・。空いたバケツはどうする???。結構クタクタです。
そして、体育館に移動して、ちょっと頭を使った、「新聞紙スリッパ折り競争」
担当者も折り方を忘れちゃうほど、ちょっとコツがいる折り方に苦戦しながら、グループで早折り競争を行いました。
続いては、体力勝負の「簡易たんか競争」
その辺にあるであろう棒に毛布を巻いて作る簡易たんか。たんかを作ってリレーして。
でもこれって、人が乗っても大丈夫なの?
恐る恐る乗ってみるけど、結構しっかり。毛布の書き方にコツがあるんですわ。
参加者は、このコツもしっかりと持ち帰ってくれています。
防災運動会で楽しく学んだあと、夕食を終えて、夜は「ハザードマップ」を調べる活動を行いました。
ハザードマップという言葉は知っていても、じっくりと見る機会はなかなかないもの。
自分の家や普段過ごす場所はどのような災害の危険があるのか。どこへどのルートで逃げるのが良いのか。普段の生活場面をもとに考えていきます。
こうして防災を楽しくそしてしっかり学んだ1日目は終わり、2日目は「Doはぐ(どぅはぐ)」と呼ばれるゲームで盛り上がります。
カードが用意され、避難所の運営者になった参加者は、避難してくる人をどこに案内するか。とか、災害本部からの指示をどのように実施するかを考えていきます。
小さな赤ちゃんがいる避難者が来た・・・。えっ。今度はタバコを吸う人?。障害がある方がいる?。犬を連れている?・・・・ストーブが2つだけ届いた・・・えー2つじゃ足りない。と・・・
ゆっくり考える時間はありません。1分ごとに次々と指示が出て来るのです。
参加者が、自分の意見をしっかりと出しあう、その姿に感動するのでした。
こうして2日間の事業を終えた参加者とボランティアは、
所長から、「ネイパル森ジュニア防災マスター」のオリジナル缶バッジを受けました。
今回参加したみなさんが、家庭や地域に戻ってから、命を守るマスターとして、活躍してくれることを楽しみにしています。