誰もが知っている「縄文」ということの中に、これほどたくさんの知らないことがあったのか・・・そう思った2日間でした・・・。
「道南の縄文深堀ツアー」に10名の方に参加いただき、充実した2日間の事業は終了しました。
大人向け、そして、縄文という、ネイパル森の未知の世界にチャレンジした事業でもありました。
さて、事業は、開会式を終えたあとネイパルのバスで函館市立博物館へ移動。
函館市立博物館では、学芸員の福田裕二 氏に展示の内容を丁寧に説明いただきました。
展示品に関係するいろいろな話を聞きながら見ると、その細かな特徴や時代背景、他とのかかわりが感じられて、展示品自体が別物に見えてきます。
参加者も、展示品を食い入るように見つめます。
この後、普段は入ることができない地下にあるバックヤード見学。
その所蔵品に歓声が沸きます。でも、聞くと、所蔵品はここだけではなく、何か所にも分けて保管されているとのこと。
常設展示していない所蔵品を実際に触らせてもらうなど、貴重な体験をすることができました。
さて、夜は、福田様にネイパル森までお越しいただき、トークセッション。
講師の知識の豊富さにも圧倒されながら、縄文、そして世界遺産登録の深堀の時は続きます。
トークセッション後には、さらに質問する参加者も。
こうして1日目を終え、ネイパル森のお風呂(温泉ですっ)につかって事業は2日目に。
この日は遺跡見学のフィールドワーク。
ただ見学するだけではなく、現地での説明付き。
出土品や遺構などの種類や違い、出てくる場所や出土の仕方などから推察される、大昔の人々の暮らしや風習、思い・・・。
遺跡が語る声なき声を、説明員が私たちに知らせてくれる、そんな贅沢な時間です。
垣ノ島遺跡。
子供の足型をとった土器は記念じゃない?
参加者はその話術にも感心しながら遺跡を巡ります。
そして、大船遺跡。
主に竪穴式住居跡を時代背景による違いも交えて説明を受けました。
参加者は、この写真だけで、縄文のいつ頃の竪穴式住居跡か、わかるようになっちゃいましたもんね。
こうして終えた2日間、閉会式で事業は終了。
次回はより多く方に参加いただけるよう、ネイパル森も頑張ります。
そして、今回参加いただいた皆さん、ありがとうございました。